2号機と過ごした9日間 その9

2号機と過ごした9日間 その8のつづきです。

さらに、他の外した部品の補修作業も進みます。
再塗装の準備のため銘盤も取り外されます。この銘盤には「6086 協三工業 昭和31年」と記されています。実際の製造年については諸説あるようですが、この銘盤が根拠となって、2号機が「国産最後の実用蒸気機関車」ということになっています。


取り外された銘盤

糸魚川小学校での展示時代には金色に塗装されていた銘盤ですが、まずはその金色の塗装をはがす作業が始まります。鉄の地肌が出るまでつるつるに磨きます。


カップブラシで塗装を剥ぎ取って地肌が出るまで磨きだす

磨きだした後、こんどは全体を赤に塗ります。そのまま良く乾かして最後に文字を黒く塗ると完成です。


赤く塗った後、文字に黒を


塗りあがった銘盤

のっぺり広がる水タンクの側面にワンポイントとして輝いてくれることでしょう。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック