南京政信君お別れの会が執り行われました

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彼の思い出の信号機の下、羅須地人たちが集う

先月5日に逝去した羅須メンバー南京政信君のお別れの会が、5月3日の夕刻、まきば線で執り行われました。
16人の羅須地人たちと、この日火が入っていた6号機・11号マッフポッターの2輌の蒸気機関車が、彼がレストアした腕木式信号機が建つデルタ線付近に集まり、ひとしきり彼の思い出について語り合いました。その後、6号機・11号機の長い汽笛に合わせてメンバー全員で黙祷が行われ、彼の早すぎる死を悼みました。
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彼のために酒と花冠が供えられた

お別れの会が散会した後は、場所を食堂に移し、いつものように宴会が始まりました。しかしいつもと違い彼のために献杯したのち、夜遅くまで彼の思い出を語りつつ酒を酌み交わしたのでした。

またこの夜、信号機は夜更け過ぎまで“出発進行”が現示され、その青い灯火は夜遅くまで語り合う羅須地人たちとまきば線を照らし続けたのでした。
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わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといつしよに

せはしくせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈の

ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち その電燈は失はれ)



宮沢賢治「春と修羅 序」より抜粋

この記事へのコメント

hirohiro
2009年06月03日 08:26
お別れ会もしていただいてありがとうございました。
おかげさまで、彼が自分の夢を持ち一生懸命生きていたことが
よく分かりました。
良いお仲間に入れていただいて、ずーと鉄道にかかわって
生きて行きたかったろうに と思いますと不憫でなりませんが、
皆様のお心遣いに心中より感謝と御礼を申し上げます。

後になりましたが、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

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