本線改修作業完成! その2

前回からの続きです。

デルタ線の撤去に引き続き、2014年2月には工事区間の仮線を敷設が始まります。
工事期間中の営業列車の運行を確保するため、従来は留置線として使用されていた一番北よりの通称“3番線”にガラスハウス前の乗り場からの軌道を繋げ、臨時の本線に昇格させることになりました。
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剥がされた旧デルタ線部分に臨時本線のレールが

この区間はまきば線建設初期に敷設したままの区間でもあり、ほぼ毎日運行の営業列車が走るには少々心もとないこともあって、ほぼ3番線丸ごと軌道交換しての臨時本線敷設となりました。
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“3番線”の軌道も更新されていく

こうして3番線を通る臨時本線が開通したのは2014年4月13日のことでした。この開通でようやく本来の工事区間に手をつけられるようになります。
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“3番線”経由での運行となった営業列車

しかしその後、実際の配線をどうするのかということで、限られた敷地の中で曲率をゆるくしつつ、現在のヤードを含むすべての線路をうまくまとめるというのが実は難問で、本線改修作業は一時中断となってしまいます。
どうやら“夢見がちな”代表幹事T氏と工事施工者側視点の保線大臣豊N氏のと間でつばぜり合いがあったとか、なかったとかで、概略の線路配置がまとまり工事再開したのは2014年11月30日のことでした。
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なんとなくまとまったらしい線路配置案

ということで工事再開にあたって、まずは新本線予定地にかかっていた白樺が移植されます。この白樺はヤード入り口の分岐横にメンバーの一員であるO氏が植えたものですが、曲率をゆるくするためには場所を明け渡す必要がありました。一時は伐採の危機にも直面していましたが、O氏の熱意と他のメンバーの理解もあり、別の場所に移植されることになりました。
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工事再開に伴い移植される白樺

さぁ、いよいよ工事再開です。

続きます

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